令和8年4月から在職老齢年金の基準額が引き上げ

令和8年4月から、老齢厚生年金の年金額が減額されにくくなります。

目次

  1. 在職老齢年金とは
  2. 支給停止調整額について
  3. 70歳以上の被用者について

在職老齢年金とは

在職老齢年金とは、賞与込みの月収相当額と厚生年金の月額の合計額が支給停止調整額を上回る場合に、年金額を減額する仕組みのことです。

令和8年4月以降、この減額の基準額が現行の51万円から62万円に引き上げられます。

年金の減額を意識せずに働ける環境を整備することにより、高齢者の活躍を後押しする狙いとされています。

できるだけ多くの人にできるだけ長い期間、年金の被保険者になってもらおうという政策の一環と見ることもできます。

実際に人口が減少していく中でも、公的年金被保険者数はほぼ横ばいで推移しています。

支給停止調整額について

在職老齢年金で使用する62万円を、支給停止調整額と呼んでいます。

定額で表記されないのは、この額については自動改定の仕組みが設けられているからです。

改定する場合、5000円未満は切り捨て、5000円以上1万円未満は1万円に切り上げます。

法定額令和8年度の額改定の基準
支給停止調整額62万円名目賃金変動率

令和8年度の実際の基準額は、令和8年1月下旬を目途に公表される予定です。

70歳以上の被用者について

在職老齢年金制度による給付調整の仕組みは、70歳以上の被用者(適用事業所に使用されるものに限る)にも適用されます。

ただし、70歳以上のものについては、原則、厚生年金の被保険者ではないので、厚生年金保険料は徴収されません。

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