令和6年人口動態統計の公表

厚生労働省は、 令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況を公表 しました。

  1. 令和6年人口動態統計の公表
  2. 少子化の原因
  3. 明るい話題も少し

令和6年人口動態統計の公表

去年1年間に日本において発生した日本人の事象の集計です。

  • 出生数は、686,061人で過去最少(9年連続最小) (対前年41,227人減少)
  • 合計特殊出生率は、1.15で過去最低(9年連続低下) (同0.05ポイント低下)
  • 死亡数は、1,605,298人で過去最多(4年連続増加)(同29,282人増加)
  • 自然増減数は、△919,237人で過去最大の減少(18年連続減少)(同70,509人減少)
  • 死産数は、15,322胎で減少    (同212胎減少)
  • 婚姻件数は、485,063組で増加  (同10,322組増加)
  • 離婚件数は、185,895組で増加  (同2081組増加)

引用 厚生労働省 報道発表資料 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai24/dl/gaikyouR6houdou.pdf

今は慣れましたが、この資料を初めて目にした時は、衝撃的でした。滅亡に向かっている国のように感じました。

少子化の原因

厚生労働省 結果の概要資料 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai24/index.html

第1次ベビーブームがあって、第2次ベビーブームがあったら、第3次ベビーブームがあるのが自然なのですが、それはありませんでした。

少子化に歯止めはかかっていません。上の図をみると、むしろ少子化が加速しているようにも見えます。

子供を一人前にするのにお金がかかりすぎることが、一番の原因かと思います。逆に言うとお金が足りないとも言えます。実質賃金が上がらず、国民全体としては貧しくなっているのです。失われた30年ともいわれます。

一人一人の選択の問題を超えて、政策や制度の問題と言えるかもしれません。
しかし、政策や政治に興味や関心が薄い人が多いことも含めて、一人一人の選択の結果ということもできると思います。組織の中で言いたいことを言わず、自分の頭で考えず、人に言われたことをやる。そして、人の言ったこと、書いてあることを鵜吞みにする。その結果が、今の日本の現状を生んでいるのかもしれません。

明るい話題も少し

このままだとなんか暗い話で終わってしまいますので、少しでも前向きになれそうな話もしたいと思います。

今までと同じことを繰り返すだけでは同じ世の中が継続するだけのように感じます。特に大人になるほど、つまり年齢を重ねるほど、同じことの繰り返しが増えます。その方が楽ですし。

しかし、一つでも新しいことをやる。行動する。発言する。言葉にする。
そうすれば、発見や希望が見つかるかもしれません。
たとえば、タンポポを食べてみる、とか。いままで視界には入っていたが、見えていなかったものが見えるようになったりします。同じ世界でも認識が変われば、また別の楽しみ方ができます。

やらねばならないことではなく、やりたいことをやりましょう!選択できる未来もきっとあるはず!