Gメールで受信設定してPOPとIMAPの違いを実感!

目次

  1. POPとIMAPの違いと選択の悩み
  2. 文字化けが出現
  3. Gメールでの受信設定とその効果

POPとIMAPの違いと選択の悩み

メールアドレスをサンダーバードというメーラーに受信設定する場合、popとimapという2つの方式を選択することができ、どっちにすべきか、とても迷いました。今回、Gメールにメールアドレスをpop形式で転送する設定を行ない、2つの違いを実感できましたので、お伝えします。

事の発端は、これまで使用していたサンダーバードのメーラーに

○○@△△△.com

という、独自ドメインのメールアドレスを設定したことにより始まりました。

ホームページを作成するためにレンタルサーバーを使用したのですが、せっかくなので独自ドメインを作りました。レンタルサーバー代とドメイン代を合計して年間1万円弱です。ドメインメールを複数作成し、そのメールアドレスをサンダーバードに設定するときに、popとimapを選択する必要がありました。

調べると本には「popサーバーとimapサーバーではメールデータの管理方式が異なっています。popではメーラーがサーバーのメールボックスのデータをダウンロードして、メーラーが管理するようになっていますが、imapサーバーでは基本的にメールのデータをサーバーに置いたまま管理します。メーラーはメール本体のデータをダウンロードしないで、識別情報だけを得て管理します。」と書いてあります。理屈はなんとなくわかるのですが、今やっている目の前の設定をどっちにすればいいのか、よくわかりません。

文字化けが出現

とりあえずimapの形式で設定したのですが、その画面が以下の通りです。

中段のごみ箱の文字化け、また、下段の「ごみ箱」が2つ現れる部分、いただけないですよね。

右クリックでフォルダを削除しても、エラーになります。アカウントを作り直しても再度、この現象が起きます。プロバイダーメールをサンダーバードで使用していた時はこの現象は起きませんでした。無料とはいえ、この画面を見るたびにモヤモヤして効率が落ちそうです。当然ですが、本能的に目の前に見えるものに脳は大きく反応します。

Gメールでの受信設定とその効果

そこでGメールにドメインメールを受信できるように設定してみました。pop3の形式です。これは、Gメールの「設定」の「アカウントとインポート」から設定できます。つまり、サンダーバードとGメールの両方で受信できる状態にしました。

この状態で、受信を受けるとまず、プロバイダーメールのメールサーバーとサンダーバードにほぼ同時に受信されます。そして、数分から数十分後にプロバイダーメールのメールサーバーの受信トレイとサンダーバードの受信トレイから受信メールがなくなります。同時にGメールの受信トレイにそのメールが現れます。

本に書いてあったことがやっと理解でき、すっきりしました。

結論としては、1台のパソコンでのみメールを管理するのであれば、受信設定は、popでもimapでもどちらでもいいと思います。複数台のパソコンでメールを管理する場合や、大量のメール、データ量の大きいメールを扱う場合に違いがでます。その場合、状況に合わせてpopかimapを使い分けることになります。

Gメールには、サンダーバードで現れた文字化けの現象のようなものはありません。この文字化け現象により、ドメインメールを使うことをためらっていたのです。しかし以後は、プロバイダーメールはすべてやめて、ドメインメールをつくり、ドメインメールをGメールで受信設定して使用しています。

プロバイダーメールは、プロバイダーを変更した場合、原則として使えなくなります。例えば引越ししたりして変えざるを得なくなるかもしれません。メールアドレスの変更は結構面倒だったりします。ドメインメールであれば、少なくともレンタルーサーバ会社を変えない限り使い続けられます。また、メールの

○○@△△△.com

の△△△の部分もすでに使用されてない限り、好きなドメインにできます。自分で決めたメールアドレスの方が愛着もわきます。

過去にプロバイダーメールを使用していたのですが、そのメールアドレスにスパムメールや詐欺メールが頻繁に届くようになり、使用をやめざるを得なくなったことがあります。

現在はサンダーバードは使用していません。メーラーも1つの方が効率的ですし、何より文字化け画面を見ないようにできることは、精神衛生上も業務効率を上げる上でもとてもいいことです。

過去のメールを検索するのもGメールの方が検索しやすいし、スマートフォンでも使いやすいです。webメールなので複数台のPC使用でも基本的に同一の画面で使用できます。迷惑メール対策も講じられていて、Gメールはお勧めです。